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S&G パセリ・セイジ・ローズ・マリー・アンド・タイム

 S&Gのサード・アルバムです。このアルバムは、イギリス時代のポールの影響がかなり残っていますが、当時の夢と理想をコンセプトにしたアルバムです。これが、次のアルバム「ブックエンド」では現実社会の問題を、そしてアルバム「明日に架ける橋」では、苦悩や葛藤を乗り越えていく人間の力強さをコンセプトにする、その出発となるアルバムです。

イギリス民謡の「スカボロ・フェア」では、詠唱の蔭に静かな反戦の詩を滲ませています。イギリス時代の恋人キャシーを思いながら歌う「早く家へ帰りたい」や、きれいな合唱で歌い上げる「エミリーエミリー」などが、ガラス細工の世界をイメージしています。反面、「簡単で散漫な演説」や「地下鉄の壁の詩」などで社会を風刺した後、最後の「7時のニュース/きよしこの夜」では、静かに歌う聖歌のバックで、テレビから社会事件が語られているなどの構成は、次のアルバムへ繋ぐ大切な一枚です。

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